2009/06/22

着メロ会員情報、出会い系に横流し メルアド30万人分

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写真:一般の「ゲーム」サイトを利用していた女性の携帯電話に着信した出会い系サイトのメール。女性はその後、数回メールのやり取りをし、2万5千円を請求されたという一般の「ゲーム」サイトを利用していた女性の携帯電話に着信した出会い系サイトのメール。女性はその後、数回メールのやり取りをし、2万5千円を請求されたという

 東京都内のコンピューターシステム開発会社が、若者に人気の「着メロ」などの一般サイトに登録された会員のメールアドレスなどの情報を、複数の出会い系サイト運営会社に横流ししていたことが、運営会社幹部の証言などでわかった。流用された会員情報は、少なくとも今年6月までの10カ月間で計30万人以上にのぼり、このうち約半数が未成年だったという。

 運営会社は入手したアドレスに一方的にメールを送りつけており、相手側の同意を得ずに宣伝メールなどを送ることを禁じた特定電子メール法違反の疑いがある。

 このシステム開発会社は東京都渋谷区の「カピバラシステム」。複数の運営会社幹部や内部資料によると、カピバラ社は携帯電話に楽曲をダウンロードする「着メロ」、メールにアニメ画像などを添付する「デコメ」、「占い」「ゲーム」など約10サイトに登録された会員のメールアドレス、年齢、性別、居住地などの情報を入手していた。

 カピバラ社は、出会い系サイト規制法で利用を禁じられている18歳未満の情報を削除した上、毎月3万~4万人分を運営会社にサイト会員として自動登録する形で提供。同社は販売代理店を通じ、「いろんなサイトから会員を回すので、必ず利益が出る」などと宣伝し、システムを数百万円で販売していたという。

 運営会社の一つで、出会い系サイト「Blue―I(ブルー・アイ)」は数日おきに500~4千人分のアドレスを入手。交際を求めるメールを頻繁に送信し、数%は会員として定着したという。



私が聞いた話では500万メールアドレスで50万円でした。ただし実際に使えるメールアドレスは10%ぐらいだったので1メールアドレス1円ってとこでしょうか。

2009/06/08

ネット違法書き込み 隠語で摘発逃れ

 「クリスタル」は覚醒剤、「¥」は援助交際…。インターネット掲示板への書き込みの中に、薬物や児童買春など違法性の高い情報の「隠語」があふれている。事業者や捜査当局の検索に引っかかる用語を避け、書き込みの削除や摘発を逃れるためだ。新たな隠語が次々と生まれ、検索の“網”とのいたちごっこが続く中、最近では音声や画像で有害情報を伝える手法も現れた。こうした書き込みを防ぐ手はなく、「地道に削除していくしかない」(関係機関)のが現状だ。(道丸摩耶)

 ■いたちごっこ

 「白の透明∬」「氷、レベルが高いです」

 警視庁組織犯罪対策5課などが昨年11月、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕した男が、ネットの無料掲示板に出していた覚醒剤の広告だ。「S」や「氷」は覚醒剤を指す隠語で、掲示板には「P1本 12000」とも書かれていた。Pは「ポンプ」の頭文字で、覚醒剤を使用する際に使う注射器のこと。つまり、この書き込みは「注射器付きで1万2000円」を意味している。

 同課によると、覚醒剤は他にも「アイス」「クリスタル」「アン(成分アンフェタミンの略)」▽大麻は「野菜」「93(草)」▽合成麻薬MDMAは「バツ」「ペケ」「揺頭丸(ようとうがん)(中国語)」-など、さまざまな隠語で呼ばれている。

 こうした隠語は児童ポルノやわいせつ画像、児童買春などの世界でも広く使われている。例えば「炉」は「ロリータ(少女性愛)」、「無臭」は「無修正」、「¥」は「援助交際」を指すといった具合だ。

 背景には、掲示板の運営業者やプロバイダー、捜査当局が、定期的に違法な用語の検索をかけていることがある。「覚醒剤」「援助交際」など直接的な表現は検索に引っかかり削除されやすいが、隠語であれば検索の“網”をかいくぐる可能性が高いからだ。

 ■「ネット語」

 とはいえ、他人に通じない隠語なら、書き込んでも意味はない。フィルタリング会社「デジタルアーツ」(東京都千代田区)は「コギャル語が生まれたように、隠語は新しい『ネット語』とみた方がよいのでは」と分析する。つまり、隠語の多くはある程度の“市民権”を得ており、新たなキーワードに加えることで、検索で見つけることが可能になるというのだ。

 会員制の掲示板を運営する「ヤフー」(港区)は、専用システムを使って掲示板の書き込みをチェックしているほか、約200人が24時間体制で内容を監視している。新たな隠語を検索できるようキーワードを随時更新。利用者からの通報も受け付け、中傷やわいせつな内容など不適切と判断された書き込みを削除している。

 こうしたことから、新たに生まれたのが、文字以外を使って情報を伝える手法だ。違法・有害情報の通報を受ける「インターネット・ホットラインセンター」(同区)によると、出会いを目的にして連絡先を書き込むことを禁止するサイトに、写真で撮ったメールアドレスを画像で貼り付けたり、電話番号を読み上げた動画をアップするなど、検索に引っかからないよう工夫して自分の連絡先を伝えようとする手口もみられるという。

 同センターは「違法な書き込みを完全に防ぐには、管理者が投稿内容をすべて事前に審査するしかないが、それを法律で義務化するのは難しい。結局は、地道な検索と削除を繰り返すしかない」としている。


連絡先を伝える手口として写メで撮ったメールアドレスというはありましたね。

2009/06/03

「出会い系で借金100万」逮捕の大阪府警の警部補が動機

 大阪府交野市の中華料理店店員を金切りバサミで切りつけたとして、傷害容疑で逮捕された府警吹田署警部補の古川英生(ひでたか)容疑者(46)が府警の調べに「インターネットの出会い系サイトで約100万円の借金があったほか、親が事業に失敗してできた借金を肩代わりしたことで金に困り、盗みを始めた」と供述していることがわかった。

 盗みについては「未遂を含め約20件やった」と供述したといい、府警は裏付けを進める。

 捜査関係者によると、古川容疑者は、中華料理店員とのトラブルについて、盗み目的での侵入を見つかったため抵抗した、としたうえで、動機について、出会い系サイトや親の借金を挙げた、という。


出会い系サイトで100万の借金っているんですよ、実際。

2009/05/11

<保証金詐欺>「セレブ妻と交際、お小遣いも」被害数億円か


<保証金詐欺>「セレブ妻と交際、お小遣いも」被害数億円か

 インターネットのサイトに「セレブ妻」を紹介するなどと広告を出し、応募した複数の男性から保証金名目などで数千万円をだまし取ったとして、警視庁は近く、指定暴力団稲川会系組幹部ら15人前後を詐欺容疑で逮捕する方針を固めた。同庁は組幹部らがほかにも全国の100人以上から数億円をだまし取り、暴力団の資金源にしていた疑いがあるとみて捜査する。

 捜査関係者によると、組幹部らは07年から08年にかけ、サイトに「セレブ妻が交際相手を探しています。お小遣いも差し上げます」という虚偽の広告を掲載。サイトを見て応募した首都圏や東海地方の男性数人から計数千万円をだまし取った疑いがもたれている。

 組幹部らは07年末から複数の紹介サイトを運営。応募した男性らに「事故や事件に巻き込まれた場合に備え、保証金が必要。セレブ妻も保証金を納めているので払ってほしい」などとうそを言い、現金をだまし取っていたとみられる。男性を信用させるため、仲間の女を会わせたうえ、実際に二、三万円を渡し「小遣い」を装っていたという。

 また、男性からさらに現金を搾り取るため「先方の女性があなたを気に入った。交際するには追加の保証金がいる」とだました疑いもある。

 同種被害のデータをまとめている名古屋市消費生活センターによると、06年度3件▽07年度8件▽08年度12件の相談が寄せられた。08年度の相談者は50代と40代、30代が各3人、60代と20代も各1人いた。雑誌やスポーツ紙の広告をみて応募した人がほとんどだった。

 相談は「預託金として500万円を払ったが、女性と会えない」という苦情や、「女性と会うのをキャンセルしたら45万円請求された」「女性が1回会うたびに5万円をくれるという広告で預託金15万円を払ったが、さらに50万円を請求された」との内容だった。

 捜査関係者らによると、セレブとの交際をうたった広告は数年前から目立つようになった。最近ではネット上の「逆援交」サイトとして広まりつつあるが、摘発を免れるため短期間で閉鎖するサイトも多く、被害の届け出も一部にとどまっているとみられる。


逆援もようやく表に出てきましたか。

2009/01/26

「婚活ブーム」の一方で 結婚紹介業への苦情増加

サクラだね。意中の人ができたらそのまま直接連絡を取り合えばいいだけ。金なんか払う必要がないことくらいちょっと考えればわかるのにね。

「婚活ブーム」の一方で 結婚紹介業への苦情増加

結婚のための活動「婚活」がブームとなり、「手軽に相手を探せる」と結婚相手紹介サービスに注目が集まっている。ただ、「中途解約金が返ってこない」「料金体系やサービス内容が事前の説明と違う」といった入会者からの苦情が全国の消費生活センターに寄せられ、その数は年々増えている。契約時にサービス内容、料金システム、解約時の条件などをきちんと確認していないこともトラブルの原因にあるようだ。
消費生活センターに寄せられる相談件数年々増える

角川クロスメディアが運営する結婚情報サイト「ウェディングウォーカー」が会員287人(女性214人男性73人)に実施した婚活に関する調査によると、具体的に行っている活動として「友人の紹介」(46.6%)を挙げた人がもっとも多く、「合コン」(13.2%)、「職場での出会い」(15.6%)と続く。「お見合いパーティ」(4.5%)や「結婚相談所」(2.4%)を利用する人もいる。また、交際に発展した割合は、「結婚相談所」が71.4%、「お見合いパーティ」が61.5%で、「合コン」(54%)「友人の紹介」(46.2%)に比べて高い。結婚に進展した割合も、「結婚相談所」が67.6%、「お見合いパーティ」が50%で、友人紹介(46.7%)や合コン(40%)を抜いている。調査は2008年8月19~26日にインターネットで実施した。

結婚相手紹介サービスを利用するには登録料や月会費、成婚した場合の手数料などがかかり、年間総額は平均30万円になる。お金はかかるが、「手堅く結婚相手を探したい」という婚期が迫った男女に人気のようだ。

「婚活ブーム」で結婚相手紹介サービスが注目を集めている一方、トラブルも増えている。国民生活センターによると、全国の消費生活センターに寄せられた「結婚相手紹介サービス」に関する相談件数は年々増えており、06年2848件、07年2975件、08年は12月18日現在で1946件と前年同期に比べて130件多い。「中途解約金が返ってこない」「料金体系やサービス内容が事前の説明と違う」という相談が目立つ。具体的にはこんな苦情だ。

「1年程前、結婚紹介サービス契約をした。世界各地から希望に合った人を探し出すというプランだが、思っていたほど紹介がない」
「結婚相談所の契約を中途解約した。3か月以上経つのに解約金が返金されない。取り戻す方法はないか」
「結婚情報サービスの2度目の更新が出来なかった。『契約を続行するかどうかは当社が決める』というが、会員期間が分かりにくく問題だ」

また「Yahoo!知恵袋」には、こんな相談が書き込まれている。

「最近、(登録している)結婚相談所がインチキをしているのでは? 詐欺に引っかかってしまったのでは? と思えるようになりました」

33歳の男性は結婚相談所が主催している「お見合いパーティ」に参加料4000円を払って出席した。1週間後、パーティで知り合った意中の女性と「カップル成立した」という電話が相談所からあり、その後の段取りを聞くとこんな説明を受けた。

「まず当所の会員となり、今日から1か月以内に、2年分の会費として32万円分収めなければ、その女性には会えない。32万円の入金が確認されて初めて、その女性とお話しする機会が与えられる。また、その女性との縁が結ばれなくても、別の女性を月2名紹介するサービスを2年間提供する」

「結婚相談所がインチキをしているのでは?」

結局、男性は32万円を支払って会員になった。「私は33歳ですが、今も独身で、これを逃すと一生結婚できないかも・・・という弱みがありました」と明かす。意中の女性と出会うことはできたが、それっきりだった。それから月に1度、女性を2人ずつ紹介してもらい、もう8人ほど申し込んだが、1 度も返事がないという。

回答の中には「パーティで会った女性はサクラだったのではないか」という意見もみられる。というのも、その回答者(男性)は同様のケースでサクラのバイトをしたことがあるそうだ。サクラかどうか真相はわからないが、問題があるケースもなくはないようだ。

東京都が運営する情報サイト「東京くらしWEB」には、新聞広告を見て結婚相談所に行ったという20歳代女性からの苦情が紹介されている。

相談所の担当者に、「男性は一流企業勤務。今日入会すればこの人を紹介できる」と言われ、写真を見せられた。サービス利用期間1年間、約20 万円の契約をし、しばらくして第1回目の紹介写真とプロフィールが届いたが、そこに勧誘の時に見せられた男性の写真はない。相談所に問い合わせると「(男性は)退会した」と言われ、信用できないので解約したいと思っている。

別の20歳代女性は、ネットで見つけた結婚相手紹介サービスを利用している。もっぱら外国人の相手を紹介する業者だが、今まで紹介された外国人男性は結婚の意志がなかったり、著しく高齢だったりして、とても適当とは思えない。業者に抗議しても誠意ある対応をしてくれないという。

東京都消費生活総合センターの相談担当者は、こう忠告する。

「『結婚』という夢を描いて事務所を訪れて、サービス内容や料金システム、中途解約する際の違約金などを確認せずに入会してしまう人が多く、後々『こんなはずじゃなかった』というトラブルを招いています。『必ずうまくいく』『だいたいの人が結婚できる』というセールストークに乗せられず、結婚できるかは相性の問題もあるので、期待とマッチしないこともあるとわかって、契約するのをおすすめします」