2013/06/13

百人超のアルバイト、芸能人らになりすます

 「衣装はミニスカートとロングスカート、どちらがいい?」――。芸能人らになりすまし、出会い系サイトの利用料名目で金をだまし取る「サクラサイト商法」詐欺事件。
 元役員・山中孝浩容疑者(34)らが逮捕されたサイト運営会社は、アルバイトを雇うなどして組織的に同商法を繰り返し ていた。インターネットの匿名性を悪用したなりすましに、識者は「ネット上に潜む危険から身を守るためには、利用者自らの防犯意識の向上が欠かせない」と 指摘する。
警視庁幹部らによると、東京都新宿区のサイト運営会社「ウイングネット」はまず、「メールを交換するには出会い系サイトに登録する必要がある」と 勧誘。登録は無料だが、メール交換はサイトを通じてしかできない仕組みにしており、閲覧で200円、送信で300円を課金していた。
 約170人のアルバイトを雇い、出会い系サイトを通じたメール交換で、芸能人やマネジャー、マネジャーの上司など複数の架空の人物を次々と登場さ せ、信用させていた。サクラを担当するアルバイトには、手口を教えるため、マニュアルを作成。芸能人だけでなく、霊能者や金融機関の支店長を装った例も あった。
 今回の事件の被害者となった埼玉県内の男性会社員には「(芸能人と)メール交換してくれた謝礼として500万円を贈りたい」とのメールを送付。男性は同庁に対し、「いずれ500万円がもらえると思い、利用料を払い続けた」と話しているという。
 全国の消費生活センターなどにも同商法を巡る相談が寄せられており、国民生活センターは注意を呼び掛けている。
(2013年6月13日14時31分  読売新聞)
 
 
 
コメント:
 
なんでメール交換してくれただけで500万もらえると思うのかな。

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